映画「だってしょうがないじゃない」

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2020.07.03

映画「だってしょうがないじゃない」

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■   連載:一石四鳥~ロープ引き腹筋
■□  コラム:映画「だってしょうがないじゃない」---------------------------------------------------------------------------------------------------

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 ■ 連載:自宅で"楽な体"になるための実践エクササイズ 「スッキリお腹への道」
         第3回 一石四鳥~ロープ引き腹筋/第4回 骨盤まわりを緩めよう!
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●第3回 一石四鳥~ロープ引き腹筋

〇気になるお腹まわり
「体型で一番気になるところはどこですか?」と第4回「反抗期の子どもとの対立☆親子ケンカはヒドイほど後々仲良くなれました」尋ねると、多くの方が「ウエスト・お腹まわり」と答えます。
いつの間にか付いてしまったぜい肉、腹筋力低下に伴って付いてしまったぜい肉・・・
これらは、腰痛を引き起こす原因にもなる大変やっかいな悪者です。

やはり「スッキリお腹への道」では、腹筋エクササイズを避けて通ることはできません。
けれど、「腹筋がないからできない!」という方も多いのです。いえいえ、腹筋がなかったら、立っていることも座ることもできません。誰でも腹筋はあるのです。ないのではなく、腹筋の使い方を体がわかっていないからです。

実は、筋肉である「腹筋」は、いくつもの部位に分かれています。腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋といった名称があり、トレーニングする時には、それらを意識して様々なやり方で鍛えていきます。

しかし、そんな面倒なことは考えず、ここは、「一石二鳥」ではなく「一石四鳥」で、すべての腹筋を同時に鍛えられる『ロープ引き腹筋エクササイズ』を紹介いたします。 
いつでもどこでも誰にでもできる腹筋運動です。

「ロープ引き腹筋エクササイズ」

(1) 両膝を立てて座ります。
  この時、上体は、真っ直ぐ起こしてください。

(2) 両腕を前へ伸ばし、綱引きのロープを持つイメージをしてください。

(3) そのまま上体を倒します。下げる位置は、自由です。
 ポイント1:垂直から倒すだけで、腹筋は使われているのです。
       筋力が弱い方は浅く、強い方は深く倒して行います。

(4) ロープを手繰り寄せるように左右交互にひきます。
 ポイント2:倒した状態で手繰り寄せるので、すべての腹筋が
       使われます。

 ポイント3:20~30回(左右で1回)行いましょう。逆にいえば、
       この回数をこなせる角度で行うのです。
 ポイント4:声を発して、数えながら行ってください。
       数えることによって呼吸が止まりません。

*注意:座位姿勢で尾てい骨あたりが痛い方は、座布団などをお尻の下に敷いて行ってください。

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●第4回 骨盤まわりを緩めよう!

〇自分の体~自由自在に動かせますか?!
自分の体の中で思ったように動かせるところといえば手や腕、そして足。もちろん体幹も動かせますが、体幹部分の骨盤は、上手く動かせますか? この骨盤の動きが「スッキリお腹への道」の大きな鍵となります。

背中や腰が板のように硬くなっているという自覚がある方の傾向として、腹筋がゆるんで弱くなっています。そのため背筋・腰の筋肉ばかりで支える傾向があるため、背中や腰の筋肉が過剰に使われて疲れて硬くなってしまっています。

動きは、筋肉の収縮と弛緩をコントロールすることであり、また、パワーは、筋肉の収縮弛緩の差異から生まれ、それにスピード要素が入り発揮されるものであります。 

今回のエクササイズで固まってしまっている体幹、動かせない体幹を少しずつ、少しずつ緩めて骨盤を自由自在に動かしましょう!


A:猫のポーズ

(1) スタートは、ニュートラル:の姿勢四つ這いになり、両手を肩幅、肩の真下に置きます。膝の位置は、腰幅くらいにします。

(2) 息を吐きながら、自分のおへそをのぞきこむように背・腰をまるめます。

(3) 息を吸いながら顔を上げて斜め上をみるようにします。その動きに合わせ腰を反らしていきます。

(4) ゆっくりゆったりとした深呼吸に合わせて(2)と(3)を繰り返します。

B:揺ら揺らmove

(1) 仰向けに寝て、まず、背骨を真っ直ぐ伸ばします。両腕を斜め下に伸ばしておきます。
 リラックス呼吸を数回行います。

(2) 落ち着いてきたら、両膝を立てます。

(3) 両膝を左右に揺らしていきます。ポイントは、小さな動きから段々大きくしていきます。

(4) 床に近くなったら、そのまま力を抜いてパタンと倒してください。
 20秒くらいそのままでいます。(これを左右を2回ずつ)

今回は、体幹部の「骨盤まわり」にしぼってエクササイズを構成しています。
日常の中で常によい姿勢を意識し、美しい骨盤の動きをすれば、悪者の「脂肪」は、つきにくくなります。動きの少ない部分に脂肪が寄ってきてしまいますので、日頃の小さな努力が大事なのです。その上でこのエクササイズが、効果を後押ししてくれます。

◆渡邊典子さん
フリーランス:大学非常勤講師(健康とスポーツ・生涯スポーツの基礎・体育実技)
健康運動指導士、太極拳指導員


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 ■ コラム:本や映画の当事者たち
        第2回 映画「だってしょうがないじゃない」
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今回2回目となる不定期での連載は、タイトルからもわかるように、いわゆる障害や病気などの当事者といわれる人たちが描かれている本や映画、DVDなどを紹介します。

自粛も解除されて、映画館も営業を開始しています。このメルマガを読まれる皆さんに、ぜひとも見てほしい作品です。

なんと「JAPAN CUTS 2020」正式招待が決まったそうです。JAPAN CUTS(ジャパン・カッツ)とは、2007年より行われている北米最大の日本映画祭です。今年はオンラインでの開催だそうです。
会期は2020年7月17日(金)~30日(木)。
公式ページはこちら

映画の公式HPはこちら

一般上映は、いったん終わってしまいましたが、きっとまたどこかで上映すると思います。自主上映も行っています。詳しくは公式HPをご参照ください。

幸せになりたい
誰もがそう思いながら日々生きている
そんなことを改めて考えさせてくれる映画

広汎性発達障害で軽度の知的障害のある60代のまことさんは、母親が亡くなってからは障害年金をもらいながら一人暮らし。母親と何十年も一緒に暮らしていた古い家屋で一人住まいをしています。そんなまことさんの日常を追うドキュメンタリー映画です。

淡々とまことさんの日常を追いながら、「親亡き後の障害者の自立の困難さ」や 「障害者の自己決定や意思決定の尊重」「8050問題にともなう住居課題」などが浮き彫りになっていきます。

風呂は土曜日の夜、洗濯は水曜日と決めた生活は常識からは考えられないけれど、私たちが逆に常識という魔物に囚われているのかもしれないと考えることもできます。

玄関を出るまでに何度も戻る、ものの置き場にこだわる……、そんなところは大なり小なり共感する人も多いのかもしれません。実際私も当てはまります。忘れ物がないかなと、部屋と玄関を行ったり来たりすること然り……。

発達障害とは、一般人の中にもある部分が大きく出てしまい、それが生きづらさとなるものかもしれないなあと感じました。

この映画を撮った坪田監督にはADHDという発達障害があります。親戚のまことさんの存在を知り、衝動的にカメラを持ち会いに行ったことでこの映画は生まれたといいます。

まことさんと坪田監督の2人の絆が生まれていく姿を、私たちはカメラを通して追うことになります。

監督とドキュメンタリーの主役というよりも、仲の良い兄弟のようなそんな雰囲気を醸し出すお二人。
坪田監督がまことさんの家を訪れたときの、まことさんの表情がなんともうれしそうなんですね。そして、坪田監督には、なんでも打ち明けられる、そんな気持ちがまことさんにはあるようです。

まことさんも立派な男性。ちょっとエッチな本を持っていることでのほほえましい騒動もあります。ちょっとしたいたずら心から、近所の人といさかいになってしまいこともあります。

そして、母親との思い出が詰まった家に住めなくなるという問題も生じます。

紹介してもらった施設を坪田監督とともに訪れ、居心地の良いところではあるけれど、住み慣れた家で暮らすことを希望するまことさん。

この先どうするのだろう。
私は、映画を観終わった後、まことさんのその後が気になって仕方ありませんでした。

そして、50代終盤を迎える自分のこれからの人生にも思いをはせました。不安ばかりではありますが、まことさんのように、自然体で生きられたらよいのになとつくづく実感しました。

映画の中で、平塚の七夕祭りを楽しむまことさんと坪田監督。短冊に「幸せになりたい」と書き、その言葉を2人で叫ぶシーンでは私も一緒に叫びたくなりました。

今年は、「自分らしく生きられる社会になりますように」と、七夕の短冊に書きたいと思います。

この映画に寄せたリリー・フランキーさんの言葉がとても胸に焼き付いたので紹介します。

幸福というものを求めて、前に前にと歩んできた僕らは、
もしかしたらとっくにその場所を通り過ぎていたのかもしれない。
この映画を観て、何故だかそう思った。
公式サイトより)

次回は、この秋公開の、自閉症施設を巡る話題の映画について書きたいと思います。
次回もお楽しみに。

◆ライター はらさちこ
編集制作会社にて、書籍や雑誌の制作に携わり、以降フリーランスの編集・ライターとして活動。ライフワークとして、自分の子育ての経験や取材で得た知識を、成人当事者や親御さんのために使いたいという気持ちから、障がい全般、教育福祉分野にかかわる執筆や編集を行う。障がいにかかわる本の書評や映画評なども書いている。



■□ あとがき ■□-------------------------- 
発達の困りをもつお子さんの保護者、支援者向けサービス、スマイルケア+(プラス)を運営しています。8月末までの期間限定で、困りの診断や、専門士によるオーダーメイド支援療育プログラム、チャットでの相談対応を行っています。

お子さんに身につけさせたい生活機能(例えば、離席しないで食事ができる、自分の名前を書けるようにする等)を指定すると、お子さんの状況を専門士がヒアリングして、その子にあった習得の方法を提案します。今回の結果によって、来年以降、本格的なサービスとして展開する予定です。ぜひ、ご試用いただき、率直な使い勝手などのご意見をいただければ幸いです。

利用は、スマホでもパソコンでも可能です。困り診断は1回無料で試せますので、一度下記をのぞいてみてください。
 
次号は、7月17日(金)です。

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