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■ レポート:携帯・スマホで読める発達障害の知識
■ グッズレポート:100だまそろばん
■ イベント:あかしろきいろヴァラエティカフェ
■ 無料研修:外来での発達障害児の診たてと保護者への説明
■ あとがき
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こんにちは!
ヴァラエティカフェメルマガ編集担当の橋本です。
今月は、リアルヴァラエティカフェが大田区で開催されます!!
今回もスペシャルなゲストをお迎えしておりますので、お近くの方、そうでない方も奮ってご参加くださいませ
■ レポート:携帯・スマホで読める発達障害の知識
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前号で紹介した宮尾益知(みやおますとも)国立成育医療研究センター発達心理科医長による情報ページの第2回目の更新がなされました。私が師と仰ぐ発達障害児療育の第一人者の解説です。このメルマガで、そのコア部分と読んでほしいポイントをレポートさせていただきます。
1.子どもはどのように成長していくか
見逃されがちな点として、子どもの認知機能や、生活や社会の中での態度が年齢とともに発達・改善していくことがあります。
例えば「多動」とは、思いついたことを次々にやってしまう、ことですが、3歳以下の子どもには誰でも当たり前の行動であり、行動する前に一拍おいて、やっていけないと判断できるようになるのは平均すると4歳です。つまり、5歳以上で、そういった態度ができないのが、ADHD(注意欠如・多動性障害)と判断される訳です。
同様に、ことばによるコミュケ―ションをし始めるのが2歳、他人の気持ちに気づくようになるのが3歳、など、発達心理学の知見に基づいた、平均的な成長、発達が解説されます。
ここで注意しなければならないのは、以下の2点です。
(1) 発達課題はほうっておいて獲得されるものではない
身体的な成長と異なり、発達課題は時間が経てば誰でもが獲得するものではありません。特に対人的あるいは社会的な態度は、家庭や幼稚園・保育園、外出先などで、他の人とのやりとり(相互作用)を通して初めて、習得できるものです。ですから、そういった態度を「より適切に」身につけるには、それらの習得がしやすい「環境」が必要で、より適切な環境となるかどうかは、親や保育士など、子どもの身の回りにいる人によるところが大きいことを忘れてはなりません。
また、社会的な規範などは、日常的にやりとりをしている母子だけでは、子どもに気づきにくい側面があり、父親の存在がより適切な環境を作りだすことにプラスになる場合があります。
(2) 獲得する年齢は人によって異なる。人より遅く獲得する場合がある
子どもによっては、平均的な年齢で、発達課題を十分に獲得できない場合もあります。また、発達課題に遭遇するのが遅い子どもたちもいます。
例えば、必ずしも優しいばかりではない外界の中で生きていくために、自分は守られていて安心だ、と感じることが必要です。そのためには、自分を保護してくれる人の存在を確かめるため「愛着」という行動をとり、そこで安心をすることで、だんだんと行動範囲を広げていくことができます。定型発達の子どもたちは、1歳頃から母親にべったりの愛着行動をとりますが、アスペルガー症候群の子どもたちが愛着行動を始めるのは4歳頃。人によっては、8歳になってからという場合もあります。そういったことを知って、小学生になってからの赤ちゃん返りを変と思わないで、子どもの気持ちに応えてあげることが大切です。そうすれば、人よりは遅いですが、対人関係や社会性の発達課題を、だんだんと獲得していくことができるのです。
2.主な発達障害
ADHD(注意欠如・多動性障害)、LD(学習障害)、PDD(広汎性発達障害)について、特徴とそういった傾向をもつ子どもとの付き合い方が解説されています。自閉症とアスペルガー症候群は、標準的な認知障害の診断基準である DSM の今後の改訂方針に沿って、PDDとしてまとめられています。
特に、ADHDでは、DSMのチェックリストが掲載され、不注意優勢型、多動性-衝動性優勢型、混合型の3つのタイプが解説されています。
ここでぜひ読んでいただきたいのは、各タイプの付き合い方です。
以下に、各タイプのキーワードを一覧にしておきます。それだけだと分かりにくいところのみ、説明を入れます。
発達障害でなくても、子どもたちがそれぞれの持てる能力を伸ばしていくために、どれも大切な視点だと思います。ぜひ、読んで、ご自分のお子様の子育てや、周囲にいる子どもたちとの接し方の参考にしていただければと思います。
(1) ADHD
・ほめることが重要
・ADHDの子どもはワーキングメモリが少ない
※ワーキングメモリーは、何かする時に、前提となる情報や途中経過を、一時的に記憶しておく脳のはたらき。
・絶対に責めない
(2) LD
・文字をかたまりで覚えさせる
※文字と音が結び付きにくいので、例えば「みかん」という文字のかたまりをみたら「みかんのイメージ」が浮かんでくるように覚えさせる。
・悪いところばかりに目を向けない
(3) PDD
・PDDの子どもはトラウマになりやすい
※突然、大声を出すなどの行動は、何かを思い出して起きた「フラッシュバック」。トラウマにならないように。また、トラウマがあることが分かったら、それを刺激しないように環境に配慮。
・周囲の大人に理解してもらう
・体を使った予習をする
※理解する能力はちゃんとあるので、予習をしておけば、大丈夫。
・気持ちを伝えてあげる
※相手の気持ちを想像するのがにがて。だから口で説明してあげる。
引き続き、「3.目指すところ」「4.発達障害が疑わしいと感じたら」が1週間ごとに公開されていくそうです。下記ページを注目いただければと思います。
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スマホで見る場合はこちら>>
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(五藤博義)
■ グッズレポート:100だまそろばん
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最近はめっきり少なくなってしまったそろばん教室。
やるとやらないとでは、計算の仕方がずいぶん違ったろうなと今でも思います。
習えなくても、そろばんが家にあるだけで、数の感覚はかなり違ってきそうですよ!!
グッズレビューはこちら>>
■ イベント:あかしろきいろヴァラエティカフェ
※終了しております
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一週間後に開催となりましたので再度、ご案内させていただきます。
発達が気になる子を持つ保護者、支援者、成人当事者が face to face で話合い、その後の人的ネットワークを形成しようという試み、ヴァラエティカフェが東京・大田区で開かれます。
今回は大田区で発達障害児の支援活動を多角的に展開する発達障害児(者)支援の会「あか・しろ・きいろ」の主催です。概要は以下の通り。
★ 日 時 平成24年2月18日(土)午後1時~4時
★ 場 所 大田文化の森 第3・4会議室, 東京都大田区中央2-10-1
★ 定 員 40名
★ 申 込 ファックスまたはメール
★ 保 育 500円 (未就学児5人まで)申込多数の場合は抽選
★ 問い合わせ先 あかしろきいろ発達支援るーむ
Tel 03-6410-3531(平日10:00~18:00)
★ 内 容
〇講演 「どうやって育てたらいいの!」
講師 村上 由美氏
言語聴覚士。重症心身障害施設の外来部門で発達障害児(広汎性発達障害中心)、肢体不自由児(脳性まひ中心)の言語聴覚療法や発達相談業務に従事。2005年以降はフリーで活動。発達障害児関係の掲示板管理、原稿執筆、自治体の発育発達相談業務、テレビ出演、セミナーなどを行っている。当事者でもある。
〇当事者とーく
〇グループ懇談会 (お子さんの年齢によりグループを分けます)
★ 申込方法
メールで、以下の内容を記入して申込
(宛先) aka5siro5kiiro5@yahoo.co.jp
(タイトル) ヴァラエティカフェ参加申込
(本文) 参加者氏名(フリガナ)、電話番号、懇談会参加希望、グループ保育希望の場合お子様の氏名(フリガナ)、性別、生年月日を明記
★ チラシや地図、FAXでの申込など、詳細はこちら>>
■ 無料研修:外来での発達障害児の診たてと保護者への説明について
※終了しております
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神奈川県発達障害支援センターが医療従事者向けに実施するものです。教育福祉関係で関心のある人にも、ぜひ参加してほしいと連絡されましたので、ご紹介させていただきます。
★ 主 催 神奈川県発達障害支援センター かながわA(エース)
★ 日 時 平成24年2月17日(金)午後7時~8時30分
★ 場 所 横須賀市生涯学習センター〈まなびかん〉5階大学習室
(神奈川県横須賀市西逸見町1-38-11 ウェルシティ市民プラザ内)
★ 定 員 200名
★ 申 込 直接会場へ(事前申込は不要)
★ 問い合わせ先 神奈川県発達障害支援センター かながわエース
TEL 0465-81-0288(代)
★ 内 容
〇講演 「外来での発達障害児の診たてと保護者への説明について」
講師 高橋 雄一医師
横浜市立大学附属市民総合医療センター 精神医療センター・児童精神科
■ あとがき
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実は私、某所で国が行っている就労支援系の講師なども行っております。
講座がある期間は、子供達より早くでかける時も多く夜も遅くなります。不登校気味だった息子の事が心配だったものの、はじめた事なので息子と上の娘に最低限やる事をつたえ、あとは子供達に任せることに。
すると不思議なもので、今までぐずぐずしていた息子が、上の娘と同じ時間に出かけるようになりました。(@_@)ノノ
そして、最近は殆ど会話が無かった2人が、協力しながら親のいない時間を過ごしているようです。
あれだけ心配していたのになんだか拍子抜け~
でもこういうのって「(プチ)我が子を千尋の谷に突き落とす」なのかもしれないですね。
あまりに続くとやはりしんどいようなので、適度に間をあけて講座を担当していますが、良い結果になって良かったと思っています。
携帯・スマホで読める発達障害の知識
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