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■ グッズレビュー:三角鉛筆
■ ファンタジー:多様な個性が共生する世界
■ イベント情報
■ あとがき
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通年であればこの季節は寒さも厳しく、気分がうつうつとしやすい時期。
今年は猛暑の影響もあり、更に寒さも厳しい?と思いきや日中は暖かく なったりと、不安定な分、体調も崩しやすいのではないでしょうか?
■ グッズレビュー:三角鉛筆
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鉛筆の持ち方を教えるのってなかなか大変!
やってみせても、指を添えてあげてもすぐ持ちかえたり…
だんだんイライラしてきて、お互いに嫌気分になったりしませんか?
この鉛筆なら、そんな事もなく自然と綺麗な持ち方が出来そうですよ。
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■ ファンタジー:多様な個性が共生する世界
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新年らしく、明るい話題でスタートさせていただきたいと思います。
今年の干支、辰も主役のファンタジーは、小人や妖精など多様な種族が登場します。特殊な高い能力をもつ半面、普通の人間なら簡単なことができない人物が多々、登場します。それぞれの長所を組み合わせ、短所を補いあって協力しながら、大きな目標に向かって進んでいきます。ある意味では、インクルージョンのお手本ということもできます。
そんなファンタジーの中から、お子様の成長に役立ち、大人の方にも楽しんでいただけるものをご紹介します。
●指輪物語 近代ファンタジーの原点:みんな違って、みんないい!
この作品から近代ファンタジーが始まったと言って過言でないと思います。
作者はオックスフォード大学の、古語と英語の教授、J・R・R・トールキン。「ナルニア国物語」の作者、C・S・ルイスはオックスフォードの同僚で、作品を講評し合う親友でした。人間、エルフ(妖精)、ドワーフ(地下にすむ小人)、ホビットという、それぞれ異なった能力と価値観を持つ種族が協力して、強力な悪の権化である指輪の精と戦います。重要な役割を果たすエルフの言語体系(語句だけでなく文法も!)と、登場する主な種族の歴史を作り上げ、それらを背景に、ダイナミックに展開される一大叙事詩です。
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動物の種族だけでなく、植物も含め、様々な生物が違いを持ちながら共存する哲学的な側面も感じてほしいと思います。
本編3部作の他に、その序章となる「ホビットの冒険」は、独立した作品として、小さなお子さんにも楽しんでいただけます。ここで登場する指輪とゴクリ(英名:Gollum:飲み込む動作の擬態語)が指輪物語の伏線となっており指輪物語にいざなってくれます。
ホビットの冒険wikiはこちら>>
たくさんのアカデミー賞をとった映画「ロードオブザリング」を見てから物語を読み始めるのもよいでしょう。
ロードオブザリングwikiはこちら>>
●ゲド戦記 社会に存在する負の部分への気づき
アースシーという、大洋上に存在するいくつかの島々が舞台です。魔術師となる少年ゲド、巫女として育てられた少女テナーが出会い成長していく内容が3編、虐待を受けて育ち、ゲドとテナーの養女になったテハヌーが中心となる2巻からなる連作物語です。他に外伝があります。作者は、多数のSF作品のあるアーシュラ・K・ル=グウィンです。
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青少年向けの物語にも関わらず、暴力や人種差別、性の存在について触れている点が他と一線を画します。数年前に制作されたスタジオジブリのアニメは原作者のコメントが話題になったように、そういった側面をほとんど割愛し、また原作にない戦闘シーンに多くの時間を割いているのは残念です。ル=グウィンは、コメントの中で、善と悪の二元論で割り切れるような単純なものでない社会の本質を子どもたちに気づかせることも原作の狙いの一つと述べています。
この作品後、子ども向けの文学から長く離れていた作者が、沈黙を破って書き始めた「ギフト」は以前、メルマガで紹介しました。この「西のはての年代記」3部作は、ある意味で障がいといってもよい特別な能力・資質を持つ子どもたちが、社会との葛藤の中で成長する姿を描写しています。
本メルマガの「ギフト」の紹介はこちら>>
●暁の円卓 20世紀の歴史が大好きに!
異色のファンタジーです。まずは下記Wikの登場人物を見てください。
暁の円卓wikiはこちら>>
実在する歴史上の人物が多数登場し、20世紀の重要な歴史的出来事が描かれます。ただそれらは、1900年1月1日東京に生まれた主人公デービッドが世界中にネットワークをもつ悪の集団「暁の円卓」との戦いの過程として描写されます。
戦争や政治だけでなく、前述トールキンのような文学、アインシュタインのような科学技術などもストーリーとして盛り込まれており、社会の多面性に気付かせ、子どもたちに将来の職業選択について関心を持たせる要素を持ち合わせているということもできます。
特筆したいのは、主人公が幼少時を過ごした日本で、若き日の昭和天皇と接点を持ち、それが最後のエンディングに重要な影響を与える点です。作者のラルフ・イーザウが地下鉄サリン事件のテレビ映像を見たことがこの9巻からなる大作を書くきっかけになったというエピソードも興味深いです。
ラルフ・イーザウwikiはこちら>>
イーザウは「はてしない物語」のミヒャエル・エンデに見出された作家で、他に「ミラート年代記」などがあります。中でも「ネシャン・サーガ」は、
国語のにがてな子どもたちの読書の入門用としてもお勧めします。
ネシャン・サーガwikiはこちら>>
他にも、世界中にたくさんの優れたファンタジー作品があります。以前、メルマガで紹介した「パーシージャクソンとオリンポスの神々」は新シリーズがスタートしています。竜好きならたまらない「ドラゴンキーパー」や、映画が話題になった「ライラの冒険」など、ぜひ図書館や書店で、一度手にとっていただければと思います。
なお、1月1日から3日に五藤がTwitterで、私的十大ファンタジーを紹介しています。ご興味をお持ちいただけたら、Twitterで探してみてください。
五藤twitterはこちら>>
(五藤博義)
■ イベント情報
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●パナソニック福祉イベント「ぼくらはもっとわかりあえる」
来週の土日、1月21日と22日の2日間、東田直樹さんやうすいまさとさん、 友野龍士さんなど、多彩なメンバーが登場します。無料ですが事前申込制です。残席は少ないですが、チャレンジしてみてください。
場所:パナソニックセンター東京(りんかい線国際展示場駅またはゆりかもめ有明駅から徒歩)
※イベントは終了しております。
■ あとがき
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ネットニュースを見ていたら、ヴァラエティカフェ運営委員の 冠地さんの記事を発見!!
http://bit.ly/zRqp3e
冠地さんが行っているのは、主にコミュニケーション能力を高めるワークショップです。私も参加した事があります。
なかなか時間が取れなくて再度参加する事が出来ないのですが、繰り返すことで良い習慣をつける事が出来そうな、素敵なワークショップだと思っています。
ところで、コミュニケーション能力で思い出すのが、ある田舎の町に住んでいた時の事です。
仕事の関係で家族で移住していたのですが、都会と違い小さなコミュニティ内で老若男女入り乱れた密なお付き合いをしている人達のコミュニケーション能力というのは非常に高い!!ちょっと難しい性格の人も、彼らはうまく受け止める事ができます。
今でも非常に良い経験をしたと思っています。
ファンタジー:多様な個性が共生する世界
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