3. 足場がけ

3.2 地図上の相対方位

地図の読み方を学習する教材である。
地図上の特定の場所から見て、目的地がどの方位にあり、距離はどれだけか、という問題の解き方を説明するのに、簡単に測ることのできる道具を用意する。
その道具を使うそれぞれの段階で、「特定の場所から見て目的地がどの方位にあるのか」「そこから目的地までの距離はどう測るのか」を自然に学ぶことができる。

A君が作った教材(未熟な教材の例)

地図上の方位と距離を測ってみよう!

遊園地の地図
現在地から見て、目的地がどの方向にあるのかを考え、現在地から目的地までの直線を引いて、その長さを調べます。
上の遊園地マップでお城から観覧車までの線をひくと、方位が北東、距離が400mだということが分かります。
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どの点が不十分なのか?

  • 方位と距離の求め方を説明しているが、地図上のどこに着目して、そこでどうするかを説明しきれていない
  • 方位と距離を測る道具を用意して、それを使って方位と距離を自分で測ってみる体験ができると、それぞれの着目点に自然と注意ができ、また、そこで、方位を測る方法と、距離を測る方法が理解しやすい